種まきや挿し木によって育苗する場合の用土は
成株を育てるときの用土と多少条件が異なります。
保湿性、排水性、通気性といった基本条件は変わりませんが、
何よりも清潔であること、
つまり無菌状態でなければなりません。
肥料は施す必要がなく、
常に新鮮な空気と新鮮な水とを必要とします。
■種まき用土
草花や野菜類の種まき用土としては
柔らかく清潔さを保持できるように
ピートモス、バーミキュライトなどを混合せずに用いるか
それらを1対1の割合で混ぜて用います。
または
赤玉小粒とピートモスを
1対1の割合で混ぜても良いでしょう。
樹木の種は
赤玉小粒を使用します。
ツツジは種が微細であるため
鹿沼の小粒と粉上にしたミズゴケを混ぜて
使用します。
種を蒔く用土が清潔であるかどうかを
見極めることは難しいと思われる場合は
まき床にベンレート水和剤を千倍に薄めたものを散布し
殺菌してから種を蒔いてください。
市販されている種まき用土はほとんど
殺菌済みです。
■ピート板を用いる
私は種まきにはいつもピート板を使用しています。
微細な種であればこれで十分です。
pH調整もされていて、とても清潔です。
ピートを圧縮して固めてあるので、
水を含ませると4、5倍の厚さになります。
ぬるま湯を用いて膨張速度を速めることも出来ます。
種を蒔いた後、私は新聞紙で覆うのですが、
光を好む種子であれば、
サランラップなどをかけておいてください。
こうすることでピート板の表面の乾燥を防ぐことが出来ます。
■ジフィーセブンを用いる
ピート板同様ピートを圧縮して固めたものです。
直径4cmほどの円盤状になっていて、
吸水すると7、8倍に膨張します。
大きめの種を育てるのに向いていて、
一つのジフィーセブンに2~4個の種をまき、
発芽後は間引いて1本にします。
定植する場合でもそのままジフィーセブンごと
花壇や鉢に定植します。
■挿し木用土
挿し木用土は保水力と透水性を兼ね備えたものを用います。
種まき同様挿し穂の切り口から雑菌が入らないように
清潔な用土を使用することはもちろんです。
私は鹿沼土か赤玉を用いています。
混ぜる必要はありません。
川砂やバーミキュライト、パーライトも
挿し木には向いています。
単用しても混合しても良いでしょう。
肥料は一切入れません。