根の活動条件
根が活動していくために必要な条件は
空気、適温、適切な酸度です。
(1)空気
根は私達と同じように絶えず呼吸しています。
私達が新鮮な空気を好むように根も新鮮な空気を必要としています。
土中の酸素が不足するような事態になると人と同じで
酸欠になり、養分や水を吸い上げる力が衰え、
やがて死んでしまいます。
ガーデナーであればよく根腐れという言葉を耳にすると思うのですが、
この根腐れという状態が根が死んでしまった状態です。
根が死んでしまうと植物そのものが活動を停止した状態になります。
水栽培で育成している球根も
水中の酸素が不足しますから、
頻繁に水を取り替えて
酸素のいっぱい含んだ水を与え続ける必要があるのです。
(2)土壌の適切な酸度
土壌の酸度[pH(ペーハー)]によっても根の活動
つまり水分と養分の吸収作用は大きく影響されます。
養分が適切に吸収できるのは弱酸性~中性です。
なぜ土中の酸度が植物の生長にかかわってくるのでしょうか?
植物が生きていくために必要な養分として
3大栄養素チッソ(N)、リンサン(P)、カリ(K)と
言うものが必要なのですが、
チッソは茎や葉の成長を助けます。
リンサンは花や実の形成を促進します。
カリは根の張りを充実させます。
酸性が強くなるとカリの吸収が鈍くなります。
カリの吸収が鈍くなると根が張ることが出来なくなります。
またアルカリ性だと鉄、マンガン、銅などの微量要素が吸収できなくなり、
葉が白くなって、鉄欠乏症を引き起こします。
これをアルカリ障害といいます。
土壌の酸性度が強すぎたりアルカリ度が強すぎると
土中の微生物も生育が出来なくなり、
結局植物には何の利点もなくなります。
ここまで述べただけでも根の住まいである土の大切さが
分かっていただけたと思います。
やはり栽培の基本は土作りですね。
根にとってよい環境でなければ、
いくら肥料を補っても無駄な努力になってしまいます。