観葉植物の病害虫対策
発生する病気や害虫には多くの種類があって,
一度被害にあうと成長が大きく妨げられたり,
その植物を諦めてしまわなければならなくなります。
そこで病害虫対策の第一は予防であるということを
肝に銘じておきましょう。
まず予防の対策として重要なのは,
出来る限り日光に当てて,風通しの良い場所で育てることです。
さて、植物の生育不良は次の3つが大きな原因となります。
1.病気 2.害虫 3.生理障害です。
病気は細菌、カビ、ウィルスが原因となっておこります。
細菌、カビ、ウィルスは常にわたしたちの周囲にあって、
これを除去することは不可能です。
わたしたち人間の周囲にも自分たちの生命を脅かす細菌、カビ、ウィルスは
存在しますが、わたしたちが生きていられるのは、
それらに対する抵抗力があるからです。
しかし、体調のアンバランスから、これらの細菌、カビ、ウィルスに
侵されて、通常の活動が奪われてしまうこともしばしばです。
植物も同様で、体調のアンバランスがそれら細菌、カビ、ウィルスの
侵入を許してしまう結果となるのです。
植物の体調のアンバランスは土の状態による場合が多く、
窒素が多すぎたり、カリウムが不足したり、水分が多すぎたりして
引き起こされます。
害虫は日ごろからの注意、特に高温多湿を避けることが肝心です。
そして、葉の表面ばかりに気を取られるのではなく、
葉の裏側を日ごろから見てあげることが大切です。
次に、植物の生理障害ですが、
それは、その植物が本来育つ環境ではないところで
育てていることから生じます。
たとえば、熱帯地方原産の植物を寒いところで育てたり
高山植物を高温多湿なハウスで育てたりすることで生じます。
ですから、種や苗を買う段階から、自分の庭に適した植物かどうか
見極める必要があります。
なんとしてもその植物がほしければ、
あなた自身の手で、その植物にあった環境を作ってあげる以外に
生理障害を取り除くことはできません。
つまり、3の生理障害は人によってもたらされるものであることを
知っていただきたいと思います。
さて、病害虫の薬剤による対処ですが、
やはり、家の常備薬と同じように、
そろえておきたい薬剤があります。
まずは害虫対策として
1.ハイ!退治シリーズ
害虫が特定できたら、その害虫にあったものを使用しましょう。
害虫が特定できない場合は、その害虫をもっていって園芸店に相談してください。
2.オルトラン
広く一般に使われているもので、退治する害虫の種類も多く、
我が家でも使用しています。
3.マラソン剤
これも広く使用されている殺虫剤で、広い範囲の害虫に効果をあげます。
4.スミチオン
アブラムシ、スリップ、ケムシに効果をあげます。
5.ハイベニカ
アブラムシ、アオムシ、ハダニ、ハバチに効果あり。
次に病気対策です。
1.ベンレート
カビが原因となるうどんこ病、灰色カビ病などに効果あり。
2.ジネブ剤
斑点性の病気に効果あり。
3.トップジンM水和剤
球根、樹木の腐れ予防と対策に効果あり。
4.サンボルドー
斑点細菌病、カビによる病気に効果あり。
人間の薬と同じように、
使用に当たっては説明書をよく読み、定められた倍率と散布方法を守ってください。
観葉植物は家の中で育てていますが,
薬剤を散布する場合は必ず外で行ってください。
またガス式の噴射タイプのものは,
植物から30cm以上離してかけてください。
近すぎるとガスの冷気で葉を傷めることがあります。
水で薄める水和剤は葉に吸着させるために,
展着剤を少量混ぜて使用しないと効果が出ません。
また、それらの薬品が直接皮膚に触れることのないように
ゴム手袋、マスク、長袖、長ズボンの作業着を着て作業にあたりましょう。
また、子どもの誤飲による事故はなんとしても避けなければなりません。
手の届かぬところに保管してください。